各部門のご紹介bumon
看護科
看護科紹介
■看護科理念
患者の思いに寄り添い、その人らしさを大切にした看護を提供します
■看護科目標
患者・家族と共に考え、一人ひとりにあった看護の実践
■看護科方針
1.やさしさと思いやりのある看護を実践します
2.患者の生命・尊厳を尊重した看護を提供します
3.安全に配慮した看護を実践します
4.多職種と協働し、医療・介護・福祉の連携を密にした看護を提供します
5.看護職として専門性を高め、質の高い看護を提供します
■看護提供方式
患者受け持ち制+パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)
■夜勤体制
病棟 3交替
外来 当直制(二次救急指定病院)
看護科委員会活動内容
■教育委員会
① 新人看護職員の育成
② クリニカルラダーに沿ったレベル研修
③ 看護研究の推進
■臨地実習委員会
① 看護実習受入れ
② インターシップ受入れ
③ 看護研究の促進
④ ふれあい看護体験・職場体験受入れ
■看護師長補佐・主任会看護師の活動
① 看護実践の質向上
② 看護業務改善
③ 看護記録の充実
④ 高齢者・認知症ケアの充実
⑤ 看護補助者研修 など
各部署の紹介
■3病棟
3病棟は泌尿器科・総合診療外科・総合診療内科の一般病床と・地域包括ケア病床・感染症病床を担当しています。
「安全な療養環境の提供、地域のニーズに沿った多職種との協働による患者中心の在宅復帰支援に努めます」を病棟目標に患者に寄り添ったケア、患者が望む場所に退院できるよう多職種との連携・カンファレンスを実践しています。外来と病棟間での情報共有、退院前・退院後訪問を実践し、安心して療養できる環境づくりを心がけています。
また病棟内では生活リズムを整え離床を促すこと、また身体活動の増大や他者との交流の場を目的とした「包括ケアレクリエーション」を実践しています。
3病棟担当看護師長
■5病棟
5病棟は一般病棟として、消化器科、総合診療内科、総合診療外科、泌尿器科の患者さんを受入れています。
『患者・家族と向き合い、多職種と協働し、安心・安全な看護の実践』を目標に看護を行い、早期の病状回復、早期社会復帰を目指しています。
また、近年、家族形態の変化、独居高齢者の増加、複数の慢性的な疾患を持つ高齢者の増加などの入院が増加しており、『可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられる生活の支援』を心掛け日々ケアを行っています。
5病棟担当看護師長
■外来
外来は15の診療科と救急処置室、中央処置室、内視鏡室、外来化学療法室、手術室、透析室を担当しております。各診療科では、予約制を導入して待ち時間の短縮に努めています。看護外来として、日本糖尿病療養指導士による糖尿病フットケア外来、摂食・嚥下障害看護認定看護師による摂食・嚥下外来を開設しています。また、令和元年度から、外来患者さんが安心して在宅療養ができるように、外来スクリーングを開始しました。
日常生活で、不便に感じていることや困っていることなど直接お聞きし、多職種と連携
しながら療養支援を行っています。
また、入院予定の患者さん・ご家族に対して入院前に入院生活や必要な書類の説明を行っています。患者さんの思いに寄り添い、安心して入院生活を送られるように、病棟スタッフと情報共有しながら支援しています。ご不安、ご心配な時は看護師にお声がけ下さい。
外来担当看護師長
《外来各部門紹介》
■内視鏡室
内視鏡室では、胃癌検診・大腸がん検診後の精密検査や内視鏡を使用した治療を行って
おります。年間胃カメラは約500件、大腸カメラは約450件、大腸ポリープ切除は約100件実施しております。検査を受ける患者さんが安心して検査を行えるように、パンフレットを用いて丁寧な検査説明を行っております。
内視鏡検査や治療についてわからない事がございましたら、お気軽にご相談ください。
■化学療法室
化学療法室では、患者さんが安全・安心に治療が受けられるよう、医師、化学療法専任
看護師、薬剤師と連携して治療を行っています。治療中は担当看護師がそばで見守り、
気分不快や副作用がないかを確認しています。他の県立病院のがん化学療法認定看護師と連携し、よりよい支援ができるよう取り組んでいます。
また、患者さんが在宅でできるだけ自分らしく過ごすことができるよう、副作用、
ボディーイメージの変化(脱毛や色素沈着)などについて個別に対応していますので、
心配なこと等はお気軽にご相談ください。
■手術室
手術室は、腹腔鏡下手術も含め年間200件以上の手術を行なっています。医師・看護師・臨床工学技士・臨床検査技師・診療放射線技師等、多職種のチームで患者さんが安全で安心・安楽に手術に臨めるよう一人ひとりに合わせたケアを実施しています。
手術前訪問では手術担当看護師が、患者さんへイラスト入りのパンフレットを使用し、わかりやすく説明しています。手術前訪問で得た情報は、手術を担当するスタッフでカンファレンスを行ない、看護実践へつなげています。
手術室内は、患者さんの希望に合わせた音楽を流し、リラックスして手術に臨めるようにしています。
手術後訪問では患者さんからのご意見や情報をスタッフ間で共有し、より良い看護が
提供できるように努めています。
■透析室
ベッド数は20床あり、その内2床1部屋の個室としています。
透析技術認定士2名・腎臓リハビリテーション講習修了者5名が勤務しています。
受け持ち看護師制を実施しており、日々の生活に関することや治療に関することなどをお聞きし、多職種と連携し透析患者さんの療養を支援と個別性のある看護に取り組んでいます。長期透析患者さんの増加や高齢化が進む中、QOLを維持しながら「安心・安全な透析ライフ」の維持を目指しています。
両磐地区透析基幹病院としての役割を担っており、災害発生時に備え無線機を設置し、
アマチュア4級無線従事者が岩手県透析ネットで県内透析施設局と連携しています。また、年1回、患者参加型避難訓練を実施しています。
令和5年度より旅行透析の受け入れを再開しておりますので、お気軽にご相談下さい。
■糖尿病フットケア外来
糖尿病フットケア外来では、糖尿病による合併症の早期発見と足病変の予防や進行を遅らせることを目的として開設しています。糖尿病療養指導士により、患者さんの足の感覚異常の有無や程度を簡易的に観察しています。ケア内容は足を洗い爪切り、タコや、ウオノメを専用の機材で削る処置です。また、普段の生活で困っていることや治療上での不安などの相談も行い、患者さんが安心して在宅療養が送れる様に支援しています。
■クリティカルケア特定認定看護師:小野寺 淳
千厩病院は一関市旧東磐井地区の救急の砦です。医師、看護師、ほか職員が一丸となり「断らない救急医療」を目指しています。クリティカルケアとは、救急や重篤な患者さんに対する看護領域であり、私はそれを専門とする看護師です。私の役割は、この救急部門における救急看護の質の維持です。自らの看護実践、スタッフへの指導により救急受診される患者さんが一刻も早く病状安定、回復されるように関わっています。病状が重篤な入院患者さんのところにも伺い、病状悪化・急変を起こさないように支援しています。入院している患者さんが安心・安全に療養していただけるようにお手伝いします。
また、私は「特定行為にかかる看護師の研修」を修了しており、これまで医師にしかできなかった特定の医療行為(特定行為)を医師の作成した手順書に従い実施しています。救急や重篤な患者さんに行われる15行為の特定行為を実施することで、従来よりも患者さんの状態に応じたタイムリーで質の高い看護を提供出来るように努めています。私の信念は「人の命は平等。倒れた場所で運命が変わらない救急の提供」です。
一関市旧東磐井地区に住まわれる市民の皆さんの命を守るお手伝いをしています。
■皮膚・排泄ケア特定認定看護師 千葉 良子
褥瘡や下肢潰瘍など慢性創傷の予防とケア、人工肛門・人工膀胱(ストーマ)の術前術後の管理やセルフケアの支援、胃ろう・膀胱ろうや失禁に関連するケアなどを専門としています。当院では、総合診療外科外来のスキンケア外来において、傷やストーマがある患者さんの支援をさせていただいています。必要な場合は特定行為(研修を受けた看護師が医師の指示を受けて行う診療の補助)を実践し、患者さんが安心して療養できるようお手伝いさせていただきます。
■感染管理認定看護師 石川 泰洋
当院は両磐圏域で唯一の第2種感染症指定医療機関であり、有事の際は感染症に罹患した患者さんが入院する病院となっています。
私は感染対策における専門的な知識と技術を用いて、患者さん・来訪者・医療スタッフそして療養環境を対象に、感染リスクを最小限に抑えるよう、感染管理の専従看護師として活動をおこなっています。主な活動内容として、
1.院内感染防止に留意し、発生の際は原因の特定と対応、終息を図る。
2.院内感染対策を全職員が把握し、マニュアルに沿った対応ができるよう研修会の企画、運営をおこなう。
3.他の医療機関や高齢者施設等の相談を受けて対応。
また医師、薬剤師、臨床検査技師と耐性菌の検出や抗菌薬の使用状況について情報共有しながら、毎週院内ラウンドをおこなっています。
新型コロナウイルス感染症等、今後も新たな感染症の発生が予測されます。病院内そして地域において効果的な感染対策を講じ、安全・安心な医療を提供して参ります。