地域包括ケア病床についてcare_beds

地域包括ケア病床について

地域包括ケア病床のご案内

県立千厩病院では、
平成28年10月より4階病棟に27床の地域包括ケア病床の運用を開始しました。

地域包括ケア病床とは

「地域包括ケア病床」とは、入院治療後、病状が安定した患者さんに対して、在宅や介護施設で安心して生活できるようにするための退院支援やリハビリを中心に行う「在宅復帰を支援するための病床」です。

■具体的には

houkatu-1①病状は安定したが退院に向けてもう少し経過観察が必要な方

②在宅復帰へ向けて、在宅療養するための訓練や準備が必要な方

③在宅療養していたが、状態が一時的に悪化し入院治療が必要になった方  など

 

退院の目処が立った患者さんや在宅療養している患者さんに幅広く対応できる病床です。

 ※当該病床の入院期間は最長で60日です。
 ※入院日数が60日を超えることが予想される場合には他の病棟や病床へ転室することがあります。

地域包括ケア病床への入床について

「地域包括ケア病床」への入床につきましては、患者さんの状態を判断し、
患者・ご家族さまにご提案させていただきます。
ご了解いただいた患者さんは地域包括ケア病床へ入床となります。

地域包括ケア病床へ入床すると

houkatu-2在宅復帰をスムーズに行うために、「在宅復帰支援計画」に基づいて、主治医、看護師、リハビリスタッフ、在宅復帰支援担当者(医療ソーシャルワーカー)等、関係職種が協力して、効率的かつ積極的に患者さんの在宅支援(相談・準備等)を行っていきます。

レスパイト入院の受け入れについて

 在宅療養中に、一時的に在宅介護が困難になった場合や、介護者の肉体的・精神的負担(介護疲れ)の一時的軽減を希望された場合で、以下対象者に該当する患者さんについては、地域包括ケア病床への短期間の入院が利用できます。

【対象患者】
  医療処置が必要で、介護保険によるショートステイの利用が困難な方
  ・がんの疼痛管理が必要な方
  ・夜間も吸引が必要な方
  ・点滴が必要な方
  ・胃ろう、経鼻での栄養管理が必要な方
  ・在宅酸素療法を実施している方
  ・気管切開をしている方
  ・褥瘡の処置が必要な方   …など

【基本ルール】
  ・入院期間は、原則10日以内です
  ・自宅に退院される方に限ります
  ・在宅介護が続けられる方
  ・レスパイト入院中は、原則リハビリは行いません
  ・内服薬は、ご持参いただき継続使用します
  ・入院費用は診療報酬(保険診療)に基づき計算します
  ・有料個室もご利用になれます
  ・急を要するもの以外は検査を行いません
  ・レスパイト入院中に病状が悪化した場合は、通常の治療入院となることがあります

【申し込み方法】
  当院かかりつけの方は、担当診療科外来にご相談ください
  他院にかかりつけの方は、地域医療福祉連携室までお問合せください

ご相談・お問い合わせ

「地域包括ケア病床」についてのご相談・お問い合わせは
地域医療福祉連携室までお問い合わせください。

地域包括ケア病床へのご紹介の際は、診療情報提供書、地域包括ケア入院依頼連絡票、検査データ、保険情報を貼付の上FAXしてください。

受入れの可否については、院内での会議の上、回答させていただきます。